こんにちは!
訪問介護事業所「アイ・アール」のブログ担当です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます!
前回は「介護スタッフとの関係づくりと、よくあるQ&A」についてお話しました。
「遠慮なく話すことが大事」「相性が合わなければケアマネジャーに相談を」というポイントなど、ぜひ実践してみてくださいね。
さて、今回のテーマは…
「介護保険外のサービスや自治体サポート、どう利用しますか?」
です!
訪問介護などの介護保険サービスだけでなく、住民や民間企業が提供している「介護保険外のサービス」や「地域のサポート」を上手に使って、日々の生活がさらに快適になることが「こんなサービスがあったんだ」「これを使ったら便利そう!」みたいな発見はないかもしれません。今回は、介護保険外サービスや自治体サポートの活用方法を具体的にご紹介します!
1. 介護保険外サービスとは?
介護保険外サービスは、その名の通り介護保険の対象外となるサービスです。
「保険対象外=使えない」ではなく、万が一保険ではカバーし忘れ部分を補うための選択肢として注目されています。
1-1. どのサービスはありますか?
- 配食サービス(宅配弁当)
栄養バランスに配慮した食事自宅に届けてくれるサービス。 買い物や料理の負担が減り、食事面での安心が得られます。
- 家事代行サービス
一般的な家事(掃除・洗濯・ゴミ出しなど)を請け負う民間サービス。介護保険の「生活援助」とは異なり、時間や内容に柔軟性がある場合が多いです。
- 生活支援型ヘルパー
民間企業が独自に行うヘルパーサービス。大掃除やペットの世話、庭の手入れなど、保険内ではなかなか難しい依頼にも応じてくれるところがあります。
- タクシー・移送サービス
車いす対応や送迎補助など、身体的なハンディがある方向けの移送サービスです。 外出機会を増やしたい場合に便利です。
1-2. メリットと注意点
- メリット
- 「保険内では難しいサービス」を依頼できる
- 時間や場所の制限が比較的少なく、柔軟に利用できる
- 体験利用などで試しやすい
- 注意点
- 介護保険の給付対象外のため、当面の自己負担となります
- 事業者ごとに内容や料金体系が異なるため、事前の比較検討が大切
2. 自治体サポートの活用
自治体によっては、高齢者や障がいをお持ちの方を支援するための独自のサービスを提供している場合があります。 「地域
包括支援センター」や市区町村の窓口に問い合わせると、意外な制度や助成が見つからないかもしれません。
2-1. 主な住民サポートの例
- ごみ出し支援サービス
高齢者や一人暮らしの方を対象に、「重いゴミ袋を集積所まで運ぶのが辛い…」という課題を解決するサービスがあります。
- 生活援助ボランティア・見守りサービスボランティア
団体が中心となって、買い物や簡単な家事を進めたり、定期的に声かけや訪問を行ったりする取り組みがあります。
- 福祉車両の貸し出し・乗車補助
通院や外出支援のために、車いす対応の車両を安価または無料で貸し出す制度がある自治体も。
2-2. 申し込みの流れ
- 市区町村役場や地域含め支援センターに相談
「こんなサポートがあると助かる」「こんな悩みがある」など、まずはお気軽にご相談ください。
- 対象者の条件確認
年齢や要介護度、収入状況によって利用できる制度が変わります。
- 書類の提出・面談
必要な書類を提出し、必要に応じて面談や訪問調査を受け付けます。
- サービス利用開始
条件を満たしていれば、案内されたサービスを利用できます。
3.上手な組み合わせ方
3-1. 介護保険サービス+介護保険外サービス
訪問介護や訪問看護などの「保険内サービス」を軸に、足りない部分を「保険外サービス」で補う方法です。
- 例)
- 食事面:配食サービス
週に数回、訪問介護のヘルパーさんが調理をサポートできない日は、宅配弁当をご利用いただけます。
- 掃除面: 家事代行サービス
季節の変わり目など、普段より大きな掃除が必要なときに依頼します。
3-2. 地域のボランティア活動+住民サポート
自治体やNPOの活動に参加することで、費用負担を抑えながら日常生活を支援してもらう方法もあります。
- 見守りボランティア:定期的に訪問や電話をしてくれる
- 移動支援ボランティア:病院や買い物へ同行・送迎してくれる
- 自治体の助成制度: ゴミ出しや家の修繕費を一部負担してくれる場合も
4. サービスを探すときのポイント
- 信頼できる情報源を活用する
介護保険外サービスは、自治体や地域も含めた支援センターが事業者リストを提供していることがあります。また、口コミサイトやケアマネジャーの紹介など、複数の情報源をチェックしてみてくださいましょう。
- スタッフとの相性を確認
特に家事代行や生活支援系サービスでは、スタッフが家に上がることも多いです。お試し利用や面談で相性を確認するのがおすすめです。
- 料金体系・契約内容をしっかり把握
「1時間あたりの料金」「追加オプションのオプション」「キャンセル料」など、事前にしっかり確認しておくとトラブルは避けられます。
5. まとめ
- 介護保険サービスだけでなく、保険外サービスや住民サポートも視野に入れることで生活の幅が広がります
- 利用時は、事前の比較検討&担当窓口への相談がカギ
- 自分らしく暮らすために、最適な組み合わせを見つけよう
「こんなサービスがあるなら、使ってみたいかも!」と思った方は、まずはお住まいの自治体やケアマネジャー、地域含め支援センターなどに相談してみてください。
次回は、「上手に介護とつきあうためのメンタルケア」をテーマにお届けします!
介護をされる方も、される側も、ストレスや不安とどう向き合うのか—心身の健康を守るヒントをお伝えします。どうぞお楽しみに!
これからも「アイ・アール」をよろしくお願いいたします!